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第6回「新たな木材利用」事例発表会の結果概要

第6回「新たな木材利用」事例発表会の結果概要

 一般社団法人 全国木材組合連合会、木材利用推進中央協議会は、新たな木材利用分野へのさらなる木材利用の推進のため、平成27年2月12日、『第6回「新たな木材利用」事例発表会』を木材会館(新木場)において開催しました。
その概要は次のとおりです。

◇第6回「新たな木材利用」事例発表会の概要
主 催:一般社団法人 全国木材組合連合会、木材利用推進中央協議会
後 援:林野庁、国土交通省、公益財団法人 日本住宅・木材技術センター、
一般財団法人 日本木材総合情報センター
開催月日:平成27年2月12日(木) 13:15〜16:50
場 所:木材会館7階ホール(新木場)
参 加 者:200名

◇事例発表会要旨:
第1部 木材利用の意義とその効果の見える化
(1)中・大規模建築物を木造化、木質化する科学的根拠とその評価
発表者 東海大学 教授 杉本洋文 氏
概 要 日本の森で育つ木材料は使用量と同じであること、木材資源の価値を創造する事例や現代の木造建築の展開を説明し、土木に木材を活かすこと、木を街に活かすこと、中・大規模木造建築の展開事例の紹介と未来について報告
〔発表データ

(2)木の街づくり事例とその効果
発表者 独立行政法人森林総合研究所 研究コーディネータ 木口 実 氏
概 要 大規模商業施設や防耐火地域の木造店舗、ウッドデッキ、木製ルーバー、公共施設のエントランス、高速道路サービスエリア等の事例と木材を使った街づくりについて、木材を使った建築物に好感を持っており、目に見えるところ、人が触れるところに木材を使うこと、木材の良さを科学的に証明、説明するとともに、高性能木質建材の開発、市場投入が必要であることを報告
〔発表データ 1

第2部 「木材を使った街づくり」事例とその評価
(1)学校の木質化と児童・生徒・先生の意識
 発表者 埼玉大学 教授 浅田重裕 氏
概 要 学校と木材利用の現状について複数の事例を紹介し、学校の木質化は、様々な課題や使用感を改善すること、校舎に対する肯定感や快適感を高め、教育の質に貢献する機能を持つので、教育活動と整合する木質化設計が重要であることなどを報告
〔発表データ〕(都合により当面は掲載を省略いたします)

(2)木育と木材利用のエンパワメント効果:生涯発達における科学的根拠
発表者 筑波大学 教授 安梅勅江 氏
概 要 学校・高齢者施設・保育園などにおける木の効用について科学的に説明し、木育と木材活用のさらなる展開について、@.木を楽しむ多世代交流仲間づくり、A子育て専門職の教育、B実践知と科学知をつなぐ仕掛けづくり、人々が持つ力を最大限に発揮し共感するエンパワメント技術を活用することを報告
〔発表データ 12

(3)秋田県の木造・木質化事例の効果と新たな流れ
発表者 秋田県農林水産部林業木材産業課木材利用推進班 班長 泉山吉明 氏
概 要 秋田県の木材産業は資源依存から技術立地へ転換し、県産材の利用推進体制を整備して、県内の公共施設の木造・木質化を推進した事例や利用者のアンケート結果の報告、バスターミナル木造化のきっかけとその効果を具体的に紹介し、秋田県にはウッド・ファーストな街づくりを展開できる芽が沢山そろっていることを報告
〔発表データ 1

(4)みなとモデルによる都市開発事例の状況と効果
発表者 港区環境リサイクル支援部環境課地球温暖化対策担当課係長 早藤 潔 氏
概 要 みなとモデルの概要と木造化した事例と実施状況について、CO2固定量認証事例の紹介、みなとパーク芝浦の木材活用事例等を報告
〔発表データ 1