木材利用優良施設等コンクール
主旨
木材は、生物由来の材料として様々な特性等を有しており、木材を活用した施設の整備を促進することにより、健康的で温もりのある快適な生活空間の形成や、二酸化炭素の排出の抑制及び建築物等における炭素の蓄積の増大を通じた地球温暖化の防止及び循環型社会の形成にも貢献することが期待されます。また、木材利用の推進を図り、とりわけ国産材の需要を拡大することは、林業の再生を通じた森林の適正な整備につながり、森林の有する多面的機能の持続的な発揮や山村をはじめとする地域の経済の活性化、脱炭素社会の実現にも資するものです。このため、本コンクールでは、木材を活用した施設について、
○木質資源の持続的かつ有効な活用のあり方
○建築物の木造化・木質化のための工夫
○木材利用による地球温暖化対策等への貢献
等を総合的に審査し、優れた施設を顕彰することにより、年間を通じて国産材を大量に使用した事業体等を顕彰することにより、木材利用の一層の推進を図ることを目的にコンクールを実施します。
主催: | 木材利用推進中央協議会 |
後援: | 農林水産省、国土交通省、 環境省、文部科学省 森林を活かす都市の木造化推進協議会 |
共催: | 都道府県木材利用推進協議会 |
募集期間
令和5年7月3日(月)〜8月21日(月)賞の構成
<優良施設部門>〇特賞
内閣総理大臣賞(1点)、文部科学大臣賞(1点)、農林水産大臣賞(1点)、国土交通大臣賞(1点)、環境大臣賞(1点)、
林野庁長官賞(1〜2点)、木材利用推進中央協議会賞(2点程度)、審査委員会特別賞(2点程度)
〇優秀賞(50点もしくは応募数の5割のいずれか少ない方の点数)
<国産材利用推進部門>
農林水産大臣賞(1点)、林野庁長官賞(1〜2点)、木材利用推進中央協議会賞(2点程度)
応募対象
<優良施設部門>過去において、当協議会の30年度までの「木造事例集」に未掲載のもの(令和元年度以降については特賞施設以外)であって、令和元年度以降令和5年7月までに建設された以下の施設とします。
ア | 木造建築物、内装材利用施設 学校等施設、研修・多目的交流等施設、保育園等施設、展示・資料館等施設、保健・保養・ケア・病院等施設、住宅団地等施設、体育館・音楽堂等施設、庁舎・事務所施設(商業建物施設を含む)等 |
イ | 街づくり施設 公園遊具、モニュメント、外構施設、土木施設(木道、木柵、木橋、木製ガードレール、堰堤等)等 ※戸建て住宅及び国が整備した施設は除きます。 |
<国産材利用推進部門>
令和4年(または令和4年度)における国産材の利用推進に係る取組とします。ただし、木材の利用量が次に示す量を上回る建築事業者等によるものとします。
〇ハウスメーカー・工務店:15千m3
〇ゼネコン:2千m3
〇プレカット事業者、流通事業者(製品に限る)等:50千m3
※上記利用量は丸太換算した場合の数量とする。そのため、木材製品については歩留まりを考慮すること。(換算方法は下記参照のこと)〇ゼネコン:2千m3
〇プレカット事業者、流通事業者(製品に限る)等:50千m3
【https://www.rinya.maff.go.jp/j/press/kikaku/attach/pdf/220930-2.pdf】
また、本コンクールにおいて、農林水産大臣賞を過去5年間受賞していない建築事業者等とします。ただし、優良施設部門における受賞履歴は問わないものとします。
審査基準
審査は、主に以下の視点に基づいて行います。詳細は実施要領をご確認ください。<優良施設部門>
(1) | 地域の木材を持続的かつ有効に活用するための工夫 |
(2) | 建築物の木造化・木質化のための工夫 |
(3) | 木材利用による地球温暖化防止等への貢献 |
(4) | デザインや快適な空間づくり等における工夫 |
<国産材利用推進部門>
(1) | 国産材の取扱量が顕著なことによる国産材利用の推進 |
(2) | 持続可能な森林経営を促す国産材利用の推進 |
(3) | 国産材利用を促すための普及活動の推進 |
(4) | 計画的・持続的な国産材利用の推進 |
審査委員(敬称略)
<優良施設部門>委員長 | 腰原 幹雄 | 東京大学生産技術研究所 教授 |
委 員 | 三井所 清典 | 公益社団法人日本建築士会連合会 名誉会長 |
安藤 範親 | 株式会社農林中金総合研究所 リサーチ&ソリューション第2部 マネージャー |
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安井 昇 | NPO法人TeamTimberize 理事長 | |
松原 恵理 | 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 木材研究部門 複合材料研究領域 積層接着研究室 主任研究員 |
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鈴木 恵千代 | 一般社団法人日本空間デザイン協会 理事 | |
北谷 明日香 | 一般社団法人日本インテリアコーディネーター協会 会長 | |
長澤 悟 | 株式会社教育環境研究所 所長 | |
政府・団体 | 一般社団法人全国木材組合連合会 会長 林野庁 文部科学省 国土交通省 環境省 |
<国産材利用推進部門>
委員長 | 青井 秀樹 | 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 林業経営・政策研究領域 木材利用動向分析担当チーム長 |
委 員 | 塚本 愛子 | 公益財団法人高知県のいち動物公園協会 常務理事(園長兼務) |
辻 潔 | 株式会社日本林業調査会代表取締役 (隔週刊「林政ニュース」発行責任者) |
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政府・団体 | 一般社団法人全国木材組合連合会 会長 林野庁 |
応募方法等
応募様式をダウンロードして応募資料を作成のうえ、専用の応募フォームよりご応募ください。(応募資料はWordで作成した電子ファイルに限ります。)
募集に関するお問い合わせは、次のメールアドレスにお願いします。
contest-2023-accept@zenmoku.jp
実施要領(PDF) |
優良施設部門 様式ファイルダウンロード(Word) |
国産材利用推進部門 様式ファイルダウンロード(Word) |
公募チラシ 木材利用優良施設コンクール(PDF) |
公募チラシ 国産材利用推進部門(PDF) |
応募フォーム |